欧州ローカル列車の旅 > 2014年 > イギリス > コーンウォールの盲腸線 (2)
イギリスが連合王国であるのは承知の通りで、国の中にまたいくつかの国がある如きである。だが、大別してイングランドとその他という分け方は可能だろう。大雑把に言って、アングロサクソン系とケルト系という分類である。けれども、イングランドにも例外がある。それがまさにコーンウォールであり、ここだけは、イングランドでありながら、ケルティック・ネーションズと呼ばれるケルト文化圏に属している。コーンウォールでは、自分がイングリッシュよりもコーニッシュであるといったアイデンティティーを持つ人が多いという。
コーンウォール半島は、南西へ細長く伸びる半島で、ロンドンから見れば、西の最果てである。真ん中を複線非電化の幹線鉄道が貫き、ロンドン・パディントンからの本線と、北東からの、クロスカントリー・トレインとが、ペンザンスまで乗り入れてくる。昨日、私はその後者でペンザンス入りした。ペンザンスはどん詰まりの終着駅であり、イングランド最西・最南の駅である。
www.nationalrail.co.uk 掲載の National Rail Operator Map より一部を切り取って引用
その幹線から、いくつか派生する支線がある。コーンウォール内だけで完結するのが4線、基部が隣のデヴォン州で途中でコーンウォール州に入るのが1線。それら5線は、全て単線のローカル線であり、行き止まりの盲腸線である。いずれも短い路線であり、1日あれば全部乗れそうに思われる。前日にブリテン島大縦断の旅をしたので、今日はつつましやかに、これらに順に乗ってみようと思う。順序としては、こちらの計画が先にあり、大縦断は後からつけたのだが、それはどうでもいいとして、とにかくペンザンスを起点に、日曜を使ってこれらの線に全部乗ろうと、少し前から時刻表を見て乗る順序などを考えていた。
日の長いこの時期に、明るいうちにこれら5線に全部乗るのは、一見難しくなさそうだが、本数の少ない日曜のダイヤでは、どのように時刻表をいじくっても無理であった。平日なら、朝早くスタートすれば可能そうであった。しかし日曜は、思わぬ所で妙に運転間隔が空く所があり、計画しながら「惜しい!」と叫びたくなる、タッチの差での不接続がいくつも出てきた。本線にしても、運転本数が多いとはいえ、全ての支線との接続をうまくやってくれるとは限らない。支線は概してロンドン方面との接続を考慮してダイヤが組まれているようで、逆方向との接続では、かなり待たされることが多い。
そして、ここに限らないが、こういう盲腸ローカル線は、終着駅に着くと、数分ですぐ折り返してしまう列車が多い。乗ることが一番の目的ではあるが、できれば終着では町を散歩ぐらいしてみたい。それでも、すぐ折り返すことで、5線に全部乗れるならば、それを優先しようと思って計画を立てた。しかし、それでも無理であった。そこで、今日はプリマスからガニスレイク(Gunnislake)までの、起点側がデヴォン州という1線をきっぱり諦めることにして、コーンウォール内だけで完結する4線を順に訪問する。そうするとスケジュールにも俄然余裕が出て、各終着駅で町を歩く時間が大なり小なり取れる。あとは列車ダイヤが乱れないことを願うばかりだ。
本日のローカル支線巡り一番手は、セント・アイヴス・ベイ・ライン(St Ives Bay Line)で、全長僅か7キロのミニ路線である。本線のペンザンスの一つ手前の駅、セント・アース(St Erth)から分岐するが、日曜の始発列車はペンザンスから出る。
ペンザンス駅の朝 | ペンザンス停車中のセント・アイヴス行き気動車 |
長距離列車始発駅の宿命で、平日は朝5時05分のロンドン行きが始発という早起きのペンザンスも、日曜は遅い。一番列車が8時30分発のロンドン行きで、その次が8時45分発のセント・アイヴス行きである。朝のペンザンス駅は閑散としていた。切符売場もまだ閉まっており、日曜の営業時間は8時45分からとある。自動券売機はあるが、ロンドンの地下鉄の一日乗車券ですら買えるのに、いくら操作しても、私が買いたいと思っている、コーンウォール・レンジャー(Cornwall Ranger)が出てこない。無札で乗って高額の罰金を取られては嫌だから、駅員をつかまえて聞いてみる。彼は、自分は運転関係の職員で良くわからないと言いながらも、親切に自動券売機に来て操作してくれたが、やはり駄目で、車内で車掌から買えると思う、と言ってくれた。この一言を聞いて少し安心した私は、そうすることにして、切符を持たずに乗り込んだ。
始発のこの列車こそ、ここペンザンスから出るが、その後は短い7キロの線内を一車輌が行ったり来たりするだけの、ローカル盲腸線である。にもかかわらず、4輌編成と、随分長い。夏の日曜なので観光客で混むのだろうか。だが今は見事にガラガラで、ペンザンスからの客は4輌合わせて10人程度と思われた。私は前寄り2輌目に乗ってみた。2輌目と3輌目の間は運転台があって通り抜けができない。
ペンザンスから一駅、セント・アースまでの9キロは、複線の本線を快走する。セント・アースでのスイッチバックはない。本線がほぼ直進してロンドンを目指すのに対して、こちらはゆるやかな左カーヴで分岐し、単線のローカル線に入る。セント・アース自体は小さな集落で、集落からもちょっと離れており、恐らく分岐のために設けられた駅と思われる。セント・アースというのは、キリスト教創始期のアイルランド聖人の名前で、村には彼を祀った教会があるらしい。今、このあたりからアイルランドへ行こうとすると、結構な大回りをしないといけないが、直線距離では近いので、古代から交流があったようだ。
日曜のダイヤでは、プリマス方面からの始発ペンザンス行きがここを通るのが、何と11時06分という遅さである。ちなみに平日は7時台からある。それゆえ、ここで乗り換えてくる客もなく、2人ほど乗っただけですぐ発車。既に半分以上の距離を走ってしまったが、ここからが待ちに待った単線のローカル線である。
ちょこっと走っただけで、早速最初の停車駅、レラント・ソルティングス(Lerant Saltings)に停まる。もちろん片面ホームの無人駅である。何もなさそうな所だが、パーク・アンド・ライドはここで下車、と大きく書いてある。数年前に駐車場ができてから、ここに車を停めて列車へ乗ることが推奨されているらしい。その利用者らしき老夫婦などが乗ってきた。この駅は駐車場ができるまでは、ほとんど利用者がいなかったそうだ。ホームと接して森になっているため、車窓から駐車場の存在はわからない。
セント・アース駅 | 車窓に展開する干潟 |
前から女性の車掌が検札に来る。このあたりの無人駅で乗った人に切符を売っていて、ちょっと時間がかかったが、ついに私の前にやってきた。
ペンザンスの券売機で買えなかったコーンウォール・レンジャーという切符の存在について、何となく半信半疑で不安ではあったが、何の問題もなく、車掌が肩から掛けている乗車券発行機で発券され、ホッとする。ちょうど10ポンド。コーンウォールの全線と、その先プリマスまでが一日乗り放題の切符である。ペンザンスからプリマスまでの単純な片道が、オフピーク料金で9.70ポンドなので、今日の私には断然お得な切符だ。今日のような乗り方をする日は、ブリット・レール・パスを使わず、このような地域限定の乗り放題切符を買うのが賢い。普通運賃の高いイギリスだが、こういう切符が各地にあり、その最長区間を単純往復するより安いので、活用しない手はない。
そうこうしているうちに、右手に干潟が広がった。そしてレラント(Lerant)に着く。ここはリクエストストップであり、それでも停車する列車が非常に少ない駅である。日曜の今日は、朝一番のこの列車だけがリクエスト・ストップで、あとは夕方まで通過扱いである。そんな駅だが停車し、乗る人がいた。このあたりに住んでいて、セント・アイヴスの観光施設で働く人かもしれない。
停車本数わずかのレラント駅 | レラントを出て広がる雄大な海の眺め |
レラントを過ぎると、右手下方に声をあげたいぐらいの海の絶景が開けた。しばらくそれを見下ろしながら進む。ちょっと一息というところに、次の駅、カービス・ベイ(Carbis Bay)がある。ここは周囲に住宅もあり、利用者もいそうな駅である。
カービス・ベイ駅 | 海に沿って進む最終区間 |
そこからの最後の一駅も素晴らしかった。青い海、砂浜、そしてそれらを見下ろすような瀟洒な住宅。ホテルやパブ、レストランなどもパラパラ見られる。このあたりが思った以上に観光地であることを知ったが、俗化していない、知る人ぞ知る夏の保養地なのではないかと思う。そんな海を見下ろす景色が続いたまま、スピードを落とし、列車は左側に単線のホーム1つだけの簡素な終着駅、セント・アイヴスに到着した。短いが、素晴らしい線であった。
セント・アイヴスに到着 | セント・アイヴス駅前 |
駅の立地も、海を見下ろせる良いところであった。ただ、駅自体は駅舎もないし、駅前が駐車場になっていて、駅や列車をテーマに風情ある写真を撮るには不向きであった。乗ってきた列車は僅か2分で折り返してしまう。
計画段階で、2分ですぐ折り返せば効率良く乗りつぶしができるのではと、だいぶ調べたのだが、結果論だが、そんなことにしなくて良かったとつくづく思う。夏の晴天の朝だから余計に気持ちよい。そんなわけで、折り返し列車の発車を見送った。駅のホームの先からは見えないが、駅前広場へ行くと、はるか先の断崖の上を行く列車が遠く望めるのである。
その後、次の列車まで、セント・アイヴスの町を歩き回ってみた。風情ある港町だが、道路が狭い。ピークシーズンに、ここに観光客の車が大挙して乗り入れられたらたまらないだろう。レラント・ソルティングスのパーク・アンド・ライドは、そのために作られたのかなと納得する。
情緒満点のセント・アイヴスの町 | 綺麗なビーチもあるセント・アイヴス |
二番列車は、9時40分に到着し、9時41分に発車する。僅か1分で折り返すという、すごいダイヤで、時間に細かく正確な日本でも、さすがに1分というのは思い当たらないが、イギリスでは他の線でも見たことがある。車輌はもちろんさきほどと同じであった。やはりガラガラに空いていた。
二番列車がセント・アイヴスに到着 | セント・アイヴスで発車を待つセント・アース行き |
この線は、夏の日曜は19往復もの列車が設定されており、昼から夕方にかけては30分に1本という高頻度運転になる。しかし最終は19時台と、早い。観光輸送に特化しているダイヤと言っていいだろう。19往復は夏だけであり、9月14日からは14往復に減る。平日は28往復あり、22時台までの運転と、ローカル線にしては利便性が高い。
途中の停車駅は、レラント・ソルティングスだけで、後は通過である。そのレラント・ソルティングスで、ホリデー旅行らしい中年夫婦が下車した。ここに車を止めて列車でセント・アイヴスへ行って1泊したのだろうか。そしてセント・アースに9時52分着。行き止まりのホームに入線する。
セント・アースでの乗り換え時間は5分しかないが、急いで駅前に出てみた。分岐駅ということもあり、駅自体は立派だが、駅前は閑散としていた。
セント・アース駅舎 | セント・アースの駅前風景 |
セント・アース9時57分発の本線列車は、ペンザンス発ロンドン・パディントン(London Paddington)行きである。動力集中方式の機関車に挟まれ、中間に8輌の客車をつないだ長編成の列車だ。ロンドンに向かって段々混むのであろうが、ここではガラガラに空いていた。だが、ほとんどの座席に予約済みの札が挟まっている。この列車のロンドン着は15時24分と聞くと、ここはロンドンも遠いんだなあと改めて思う。私は30分だけ乗り、3つ目のトゥルーロで降りるので、それより先の区間しか予約の入っていない席を選んで座った。もちろんいくらでもあった。
セント・アース駅は本線ホームとの間に段差がある | ガラガラだが予約札だらけのロンドン行き |
駅ごとに少しずつ客が増えてきた。長距離客が多いのか、大きな荷物を持った人が多い。それでもまだ1割程度の乗車率という状況の、10時26分着のトゥルーロで下車。トゥルーロは、知名度は高くないものの、コーンウォール州の州都(County Town)であり、コーンウォール唯一の市(City)であり、人口も約2万あって、ペンザンスとほぼ並んで最大である。
トゥルーロに到着 | トゥルーロ駅舎 |
このあたりでは主要駅という風格はあったが、駅自体はペンザンスの方が立派だ。ただ、ペンザンスには導入されていない自動改札機があった。駅前が街の中心ではないのは、どこも一緒なので、こんなものかなと思うが、ちょっと場末ながら、住宅が結構あった。駅のすぐプリマス寄りに大きな踏切がある。
トゥルーロ駅前 | 鉄道会社のロゴ入りベンチとファルマス行き |
あまり時間がないので、駅前だけ観察して改札を入る。日本で言う0番線の位置に、ファルマス・ドックス行き支線のホームがある。昨日も同じホームに2輌の気動車が停まっているのを見たし、乗り換え客も結構いた。今日も2輌の気動車はほどよく乗客で埋まっている。この線は、内陸の町トゥルーロと、その外港である海辺の町ファルマスを結んでおり、沿線人口もそこそこあって、日常的に利用されているのがダイヤを見てもわかる。セント・アイヴスの路線が観光客主体なのと対照的である。
腕木信号機が現役のトゥルーロ駅 | 適度な乗車率のトゥルーロ発車時の車内 |
この路線は、マリタイム線(Maritime Line)という名称がつけられている。マリタイムとは、日本語に訳しづらい英語の一つだと思うが、海洋とか航海といった意味の普通名詞だ。島国イギリスで、海に縁のある路線は別にここだけではあるまいが、ファルマスに大規模な造船所とナショナル海洋博物館(National Maritme Museum)があることが、命名理由かと思われる。もっともイギリスでナショナル海洋博物館といえば、ロンドン郊外グリニッジにあるのが断然有名で、規模も大きいそうだ。
列車はほぼ定刻の10時42分に発車した。ペンザンス方向に少し行って本線と分かれると、緑の濃い風景になる。住宅もさほど見られず、トゥルーロが州庁とはいえ大きな街ではなさそうなことが感じられる。
このあたりの地形もなかなか複雑である。トゥルーロも海に遠くないが、列車はしばらく上り勾配を進む。そして最初の停車駅でリクエスト・ストップの、ペランウェル(Perranwell)に停まる。中高年の観光客が目立ったセント・アイヴスと違い、若い人も多い。線区の性格がだいぶ違うようだ。
リクエストストップのペランウェル駅 | ペランウェルからの乗客 |
ペランウェルと次のペンリン(Penryn)の間で、小さな分水嶺を越える。そこからはファルマスへ向かって高度を下げていく。
ペンリンには大学のキャンパスがあるそうだ。駅前にはモダンな学生寮が並んでいる。そういう駅だから、若い人の乗降が目立つ。このあたりから、左前方に遠く海が見下ろせる。
3つ目の駅が、ペンメア(Penmere)。3つとも「Pe」で始まる駅名であった。ここはもうファルマスの中心部に近く、今度は降りる人が多い。駅間距離が短くなり、その次が、ファルマス・タウン(Falmouth Town)駅。ファルマスの中心に近そうな駅名だし、下車客も多いが、駅自体は単線でホームだけの無人駅である。ホームが高いところにあるが、木々に覆われていて、町の風景はほとんど見えない。だが名前に違わず中心部に近い駅なのであろう、大半の客がここで下車し、車内は閑散となった。
ペンリン付近は緑豊かな住宅地 | 終着ファルマス・ドックスに到着した列車 |
次が終点のファルマス・ドックス駅である。最後の一駅は距離も短く、すぐに着いた。近いので、この後歩いてみようと思って、車内から、線路に沿って歩ける道があるか見ていたのだが、ピッタリ線路に沿うような道路はなかった。心配するまでもなく、駅にはファルマスの街の地図が掲げてある。それを見る限り、問題なく歩けそうであった。線路際に木々が茂っているので見通しが悪く、鬱蒼とした印象を持ってしまったが、ちゃんとした町中を走る区間のようである。
ファルマス・ドックスで折り返していく列車 | 単線で片面だけながら風格ある駅ホーム |
ファルマス・ドックス駅は、単線の簡素な駅だが、ホームの造りはなかなか重厚で趣がある。乗ってきた列車は4分の停留で、11時10分発トゥルーロ行きとなって折り返していった。
駅の先から眺めるドックの光景 |
次の列車は12時35分発。1時間25分という手ごろな時間がある。まずは駅より先に行ってみる。駅前の道路は岬に向かって上っていて、少し行くと、ファルマスのドックや港が一望できる所に出た。ここに来れば、ファルマスが海と共に生きている町だというのが良くわかる。
その先にはペンデニス城(Pendennis Castle)という城があって、観光施設になっている。時間が余っていればともかく、私の場合、初めての場所で1時間しかない場合に、こういった史跡見物が最優先になることはあまりない。ヘンリー八世のために防衛上できた中世の城というのも、何だかもう毎度毎度の英国中世史の講釈のようで、食傷気味でもある。そこで、城を遠く眺めるところまで行ってすぐ折り返し、今度は駅前を通り越して、ファルマスの中心部方面へと向かってみた。
ファルマス・タウン駅近くの風景 | ファルマスの港 |
中心部は思った以上に近かった。ファルマス・ドックスとファルマス・タウンの両駅間を普通の足で歩いても、20分弱だろう。そのタウン駅の下方が港になっていて、そのあたりにナショナル海洋博物館など、観光施設も集中していた。城よりはこの博物館に興味が湧いたが、時間が短すぎるし、空腹を覚えたので、海の見えるカフェで昼食を済ませた。気温も上がってきて歩くと汗も出るが、しばらくカフェに座って落ち着くと汗もひいて、暑からず寒からずで冷暖房不要の、この季節の良さを堪能できる。ふと日本はもう蒸し暑いのだろうなと思う。
トゥルーロからの次の下り列車は、ファルマス・タウンを12時31分に通る。終点のドックス駅に12時33分に着き、僅か2分で折り返して12時35分発、それがタウン駅を12時39分に発車する。そこで私は12時31分に間に合うように、タウン駅に行ってみた。
下車客で賑わうファルマス・タウン駅 |
行きに通った時、あまり町の中と感じないような立地にあったが、町から見れば、中心から目と鼻の先に駅前駐車場と駅の入口がある。ただ、ホームまではそこから木々の間を歩行者専用の長いスロープを上がらないといけない。階段はないのでバリアフリーではあるが、駅の目の前まで車で送ってあげたとしても、そこからの坂がお年寄りなどには若干きついかもしれない。車で送るなら、ドックス駅の方が、楽に列車に乗り込める。タウン駅はそういう駅であった。
トゥルーロからの下りは定刻にやってきた。かなりの人がここで降りた。さっき私が乗ってきた列車より多い気がする。そして待つこと7分、同じ列車が終着ドックスまで行って折り返してきた。タウン駅で乗り込む人も多い。なかなか活気のあるローカル線であった。