欧州ローカル列車の旅 > このサイトについて
このウェブサイトは、一個人が趣味としてヨーロッパ各地を鉄道で旅行しながら、地域や路線にスポットを当てて、ローカル列車への乗車記を中心に著作記述した、ノンフィクションのルポルタージュ風エッセイです。
対象となる取材旅行は2012年1月から開始しました。最初にサイトを一般公開したのは2012年8月です。頻度や終了予定は決まっていません。
出発から帰宅までを時系列順に追って、旅を全て書くようなタイプの旅行記ではありません。ですが、テーマがローカル列車ですので、テーマに決めた路線の乗車記を軸に、前後の関連部分を含めて、一つの旅行記・訪問記・乗車記という形で完結させています。路線の長さや乗車時間、乗換回数なども様々なので、決まった長さはありません。雑誌の連載記事にするなら毎回の長さを決めないといけないでしょうが、そういったものではないので、その都度適当な長さで書いています。
写真も原則として全て著者が撮影しています。地図、時刻表、図版などは、著作権法で認められた範囲内で、市販の書物や配布物から引用させていただいており、引用元を記載しています。
1960年代前半東京生まれの東京育ち、現在欧州某国在住です。
子供の頃から鉄道好きでした。小中学生の頃、東京の国電は、都心からの5方向路線は101系と103系で統一されていましたが、南武線など横の路線は、まだ旧型国電も結構走っていました。地方では蒸気機関車が最後の活躍をしていました。学生時代は日本中を旅して回りました。プラザ合意の前で、海外旅行は高嶺の花。海外に興味がないわけではなかったものの、1回の海外旅行で国内旅行が何回出来るか、と考えてしまい、あえて海外に行かない学生時代を送りました。
社会人になって数年を経た国鉄の末期に、国鉄全線乗車を達成。最後の駅は枕崎。好きな鉄道作家は、故・宮脇俊三氏で、実は生前、少し手紙のやりとりをさせていただきました。
海外へ行きだしたのは社会人になってからなので、限られた時間で安く行けるアジアの近場から入りました。行けば鉄道にはかなり乗りましたし、鉄道に乗るための旅行のようになったこともありました。
そして結果的に欧州に長く住むことになったものの、仕事が忙しく、欧州の鉄道の奥深い魅力は十分理解しつつも、なかなか旅ができない状態が続いていました。けれども、時間は作り出すものです。最近は、仕事を持ち込みながらですが、多少無理すればそれなりに旅をする余裕もできてきました。多忙を言い訳に、旅にも出ないでどんどん歳ばかり取っていくなんて、勿体ない。欧州にはそれだけの魅力があります。
鉄道以外に興味がないわけではないのですが、何かテーマを決めて、それを軸に据えた旅行をしよう、そして、定期的に旅に出るきっかけにもなるように、先にウェブサイトを作ってしまおう。そういう考えのもと、このサイトを作りました。
ブログにせず、ウェブサイトにした理由ですが、ブログはどうしても日記的になってしまい、時間の経過とともに古いものが埋もれてしまうというのが一つです。もう一つは、はずすこともできるものの、コメントのやりとりなどが、正直、結構面倒なことも多いのです。そこで、そういったものは、きっぱりやめることにしました。過去に旅行記をブログにしたことはありますが、例えば、団体旅行客と乗り合わせた様子をちょっと冷やかに書くだけで「上から目線」などとコメントされたこともありました。こういう反応には辟易してしまいます。
私は団体旅行やツアー旅行が嫌いです。ましてや、普通に切符を買えば誰でも乗れる鉄道旅行をわざわざ団体で、という神経は理解し難いです。旅は一人か、家族とか親しい友人数名と出掛けるぐらいまでが良い、という信念を持っています。もちろん、他の人がどういう旅行をしようと、それはその人の自由です。ですから私は私のペースで自由に旅行をし、感じたまま好きなことを書かせていただいています。
なお、本業は鉄道旅行や著作業とは無関係ですが、多少の著作や、雑誌等への風景写真・鉄道写真提供といった実績はあります。
本サイトの作成にあたっては、費用をかけず、従ってデザイン等もプロにまかせず、無料サーバーを使って自力でやりました。そのため、プロのウェブデザイナーから見ればお粗末と思えるようなエラーもあるかもしれません。この点は、まずは中身の文章をきちんと読んでいただけて、写真を見ていただければ良い、と割り切ることにしています。
閲覧ブラウザが、マイクロソフトのインターネット・エクスプローラーの寡占状態にあることは、正直、今一つ面白くないことだと感じています。しかし、入手できる技術的な情報の多くも、このブラウザに準拠しているものが多いため、このサイトも、インターネット・エクスプローラーで最も綺麗に見えると思います。他のブラウザでご覧になると、線がずれたり入れ替わるはずの写真が入れ替わらなかったりする場合があります。
外国の地名の記載に際して、日本語のカタカナでどう表記するかは、悩ましい問題です。現地の人の発音にできるだけ忠実に、というのが基本だとは思いますが、地元の人の実際のカジュアルな会話での発音と、公式な発音(というものがあるかどうかは別として)とは、少なからず異なるものです。日本語の仮名は表音文字だから絶対だと思っている人も多いかもしれませんが、例えば、新宿を本当にきちんと「シンジュク」と発音している人が、一体どれだけいるでしょうか。多くの人が無意識に「シンジク」と発音していると思います。それでも新宿には、漢字、かな、ローマ字で、それぞれどう綴るかの決まりがあります。けれども日本国外の地名のカタカナでの綴り方には、絶対的な決まりがありません。
イギリスの地名の例ですが、Southampton という有名な港町があります。これは、South と Hampton の2つがくっついているので、イギリス人に「ゆっくりと発音してくれ」と言えば「サウス・ハンプトン」となります。しかし普通の会話のスピードでは、まずそのように聞こえません。実際、サザンプトンないしサウザンプトンと書かれることも多いようです。こういった例は探せば枚挙に暇がありませんが、どう書いても間違いではないという例でしょう。
このサイトでは、登場する地名等はカタカナ書きを基本とし、カッコで現地の欧文スペルを併記するようにしています。発音については、基本的には著者が現地で確認し、聞こえたように書くように努めています。しかし、全てにおいて可能ではありませんので、インターネット検索による補充調査や日本語のガイドブック、その他可能な範囲の参考文献に当たって、出来る限り正確を期するようにしています。しかし、明らかな間違いもあるかもしれません。ご容赦下さい。
上に書いた「上から目線」批判ではありませんが、旅行中に起きた出来事の記述には、個人の主観が多分に入ります。このサイトはあくまで私的な旅行記ですから、他人に迷惑をかけているのでない限り、そういった感情や主観に対する批判は筋違いであると考えます。ある場所を訪問して「つまらなかった」と書いたものを、たまたまそこが好きな人、その土地の人や、観光業関係者などが読めば、面白くないとは思いますが、こういったことは仕方ありません。
よって、そのような批判のコメントは受けたくないとは思いますが、もし意見や感想をお寄せいただけるなら、また間違いの指摘などをしていただけるのであれば、メールでご連絡下さい。真面目なメールには真摯に対応するつもりです。メールアドレスは、連絡方法についてをご参照下さい。
何となく「生意気」「敷居が高い」といった印象を持たれたかもしれませんが、そういうわけではないのです。ただ、忙しい仕事の合間に趣味と息抜きを兼ねた楽しみでやっているので、それに関連して不愉快な思いをしたくないという、それだけのことです。
このサイトへのリンクは何ら制限ありません。どうぞご自由になさって下さい。ご連絡も特に必要ありません。
相互リンクについては、お申し出があれば、内容を拝見させていただき、テーマに関連性があり、私が個人的に、ある程度面白いサイト、良いサイト、有益なサイトだと思ったものに限り、対応させていただきます。勝手だとは思いますが、ご容赦下さい。基本的に、鉄道関係、旅行関係、ヨーロッパ関係であれば、前向きに検討します。
バナーは、よろしければ これ(サイズ 185px × 50px)をお使い下さい。
内容に関連性がないサイトからの、アクセスアップやSEO対策、商用等を目的とした相互リンク依頼には、応対せず、お返事もしておりませんので、ご了承下さい。
リンク依頼等の連絡先は、連絡方法についてをご参照下さい。
(注:2019年6月現在、メールアドレス使用停止中)
このサイトの著作権は全て著作者にあります。無断での文章や写真の引用や転載、加工その他の二次利用などは、著作権法で認められた範囲を除き、非営利目的であっても著作権侵害になりますので、お断りいたします。
高解像度の写真の利用を希望される企業や個人の方がいらっしゃいましたら、勝手ながら、有償のみ相談に応じさせていただきます。非営利目的の利用であっても、無償での貸与や著作権譲渡等は考えておりません。ご了承下さい。ご連絡は連絡方法についてをご参照の上、メールでお願いいたします。
(注:2019年6月現在、メールアドレス使用停止中)
このサイトに関連するご連絡ですが、最近まで、ここに著作者の本サイト専用のメールアドレスを公開しており、2017年頃までは時々チェックしていました。
しかしながら、本サイト専用ということもあり、メールも僅かしか来ない状態が続いた上、数少ないお問い合わせの大半が一方的な個人旅行のアドバイスを求めるものだったこともあり、次第にチェック頻度が落ちてしまいました。しかも、そんなメールアドレスであっても、迷惑メールだけはどんどん増えてしまい、辟易しておりました。そうこうするうちに、ついにパスワード不明でアクセスができなくなりました。
従いまして、今は著作者への連絡方法はありません。何か良い方法を考えなければとは思っておりますが、事情ご理解下さい。
また、そもそもこれは個人の趣味サイトであり、非営利サイトですので、メールアドレス以外の個人情報(本名・住所や居住国・電話番号等)はサイト上で公開しておりません。